“わほう”について
About WAHO
研究や教育を通じて得られた老年看護に関する知識や経験を活かし、
高齢者やその家族に関わる看護師への教育支援を行い、
地域住民とのつながりづくりを目指します。
Activity #01
看護師への
教育支援
学び合いながら探究できる教育サポート
施設や医療機関で高齢者やその家族に関わる看護師を対象に、高齢者看護に関するテーマについての教育支援を行います。オンライン形式を含めた学びの場を提供し、看護の質向上を図ります。
Activity #02
地域住民との
つながりづくり
コミュニティへのオープンオフィス
地域住民、特に高齢者やその家族が自由に過ごしながら交流できる場を立ち上げます。この場を通じて、人と人とのつながりを育み、安心して暮らせる地域社会の実現を目指します。
代表あいさつ
坂口 千鶴
私は、多くの高齢者との関わりから、エイジング(年を重ねること)とはどういうことなのか、人生の最終段階にある老年期にある方とそのご家族への看護はどうあるべきなのかといった疑問を持つようになりました。その疑問について、看護師としての臨床経験、大学での研究から長期に渡って探求してきました。
その中で、エイジング(年を重ねること)とは、地域の人々、家族等との相互の関係性の中で変化する創造的で発達的な過程(Rogers, 1992)という考えを学びました。その上で、老年看護(Gerontological Nursing)とは、様々な健康レベルにある高齢者とその家族がその生きてきた過程で培ってきた能力を最大限に発揮できるよう、看護援助を実践することと考えています。
このような考えは、実際に私自身も家族として遠距離で母親を看てきた経験を通して感じたことです。今後、私自身も高齢者として当事者になる新たな経験をしますので、この考えが変わっていく可能性もありますが、皆様と一緒に学んでいきたいと思います。
引用文献
Rogers, M. E. (1992). Nursing science and space age. Nursing Science Quarterly, 5, 27-34.
経歴
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1981年4月
国家公務員組合立虎ノ門病院分院で、4年間看護師として勤務
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1991年4月
帝京平成短期大学 成人看護学 助手として勤務
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1993年4月
東京医科歯科大学 医学部保健衛生学科看護学専攻 老年看護学 助手として勤務
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1995年4月
日本赤十字看護大学 成人看護学 講師として勤務
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1998年4月
日本赤十字看護大学 老年看護学 助教授に昇格
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2005年8月
北里大学 成人老人看護学 助教授として勤務
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2007年4月
北里大学 老年看護学 教授に昇格
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2011年4月
日本赤十字看護大学 老年看護学 教授として勤務
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2023年4月
日本赤十字看護大学 老年看護学 特任教授として勤務
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2024年4月
日本赤十字看護大学 老年看護学 名誉教授となる
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2025年1月
リサーチ・オフィス わほう 代表となる
Research Office WAHO.